一造会大賞
「一造会大賞」は、「市民と造園家の交流会」とともに、一造会創設20周年に合わせて企画され、造園や造園技術者を広く社会に知っていただくとともに、造園技術者の“頑張り”を評価しようと実施してきました。
すてきな造園空間作品コンクール
施工技術を発揮して創造したすてきな空間、手入れ等により育成した美しいみどりの空間、
創意工夫により魅力的になった公園緑地……
一造会会員が施工や管理に携わり、価値が向上した造園空間作品を募集します。
技術発表会
「技術発表会」は、テーマに関係した技術・製品などを紹介(発表料有)していただき、その発表料で技術発表会を運営しており、技術・製品のPRの場でもありますが、有用な技術・製品について、直接見聞きする機会が少なく、今すぐ導入できる技術・製品についての情報が得られると、会場が満席で入場制限をしたこともある人気の事業です。
市民と造園家の交流会
一造会では、毎年の総会後「特別講演会」を開催し、その後の懇談・交流の場を「造園施工の仲間と語る会」「造園技術者の仲間と語る会」として、実施してきました。
2005年からは、「American Society of Landscape Architects(ASLA・米国ランドスケープ協会)の大会が開催される街は、造園のお祭りとして、市民ともども賑やかに行われている。これからの造園家は市民とともに…」との想いから、総会と合わせて「市民と造園家の交流会」の第1部を講演会・シンポジウム、第2部を「造園技術者の仲間と語る会」として、「スライドショー」や「パネル展示」、「U39 若手造園技術者の語る会」、「造園就活コーナー」なども合わせて実施してきました。
海外研修
海外研修は、成家次男会長時代に、造園技術者がなるべく現場を持っていない時期ということを最優先に、目覚ましい都市開発が進む北米、リゾート開発が進むオーストラリアを中心に企画され、その後は万博や関連展示会の開催に合わせた企画など多様な内容となり、日韓屋上緑化技術国際セミナーを契機に、「韓造会」が発足。お互いの技術者が情報交換を行う機会も誕生しました。
現場見学会
現場見学会は、研修会と組み合わせで実施されるなど、研修会の一形態でもありますが、どんな物があったかを明かり易くするためにここでは、催事のタイトルそのままに「現場見学会」としたものを整理しました。
U39 若手造園技術者交流会
なかなか会社の垣根を超えた若手造園技術者の交流が少ないことから、一造会ではアンダー39(U39)として、若手造園技術者の交流の場を設けてきました。最近では、発注者・設計者も交えた交流の場として広がっています。
植生観察会
U39若手造園技術者が皆で山歩きをしながら、植物の観察をしようとの企画は、初年の「高尾山」から翌年には「屋久島」へと大きく発展。3年目からは植生観察会「○○を歩く」として、一造会の山歩き仲間に人気の企画となっています。
東北・北海道支部
東北・北海道支部の活動が本格化したのは、東日本大震災後で、仙台を中心に有志により意見交換会が行われ、北海道の会員も一体となり、「東北・北海道」の枠組みで、視察研修を中心に事業を実施しています。
関西支部(京都庭園巡りほか)
「京都庭園巡り」は、関西支部の企画・運営で実施されている見学会で、実際に庭園を管理している方々からのお話をお聞きすることができたり、非公開庭園の視察もあるなど、お庭には入れる人数に限りがあるなど、定員に限度があり、毎回、キャンセル待ちが出る大人気企画です。
そのほか、関西研修は、「一造会大賞」授賞式・発表会の中継を一堂に集まって視聴することにはじまり、より有意義な時間にしようと独自の講習会などを開催。さらに、CLA関西支部とのコラボなど、発展的に実施されています。
教育訓練センター
教育訓練センターは、現在、造園工事で行う高所作業により、発生する事故を未然に防ぐことなどを目的に、労働安全衛生規則改正に伴って義務化されている「ロープ高所作業特別教育」の学科教育、実技教育などを実施しています。造園に即した実技教育を実施している教育機関は少なく、これまでに数多くの方が参加されています。
その他
一造会の研修は、「技術研修」として、日常業務に直結するテーマを中心に実施され、説明と現場見学を合わせて開催した研修や日本造園学会などとの共催、他団体催事への後援、協力などの実施形態があり、研修内容を詳細に誌面に収録したものなど多様な研修が行われています。