「樹木作業に係る造園用ワークポジショニングガイドライン」を改訂
一造会教育訓練センターでは、「樹木作業に係る造園用ワークポジショニングガイドライン」を改訂し(一般社団法人)日本造園組合連合会より発行いたしました。
ガイドラインは、会員はもとより、会員以外の皆様にも広く利用していただき、樹木作業においてより安全な作業に役立てていただこうを公開しています。
ぜひご活用ください。
樹木作業に係る造園用ワークポジショニングガイドラインの改訂
造園業における樹木上での高所作業は、他の職種の作業とは異なる作業環境であり、樹木に登る際は「樹木作業における造園用ワークポジショ ニング」の作業方法が安全性が高く、推奨されています。
一造会教育訓練センターでは、一造会会員でもあり、国際的な安全基準にも精通したDendro Tree Care Associationの中坪政貴氏(中坪造園)の協力の元、「樹木作業に係る造園用ワークポジショニングガイドライン」を一造会にて造園業向けに改訂し造園連より発行いたしました。
本ガイドラインは、会員はもとより、会員以外の皆様にも広く利用していただき、樹木作業においてより安全な作業に寄与することを願います。
※下記のガイドラインの画像をクリックするとガイドラインのPDFをダウンロードいただけます。
墜落制止用器具(フルハーネス)特別教育のご案内
墜落による労働災害の防止を図るため、労働安全衛生法施行令が改正され、「安全帯」が「墜落制止用器具」に改められ、特別教育の実施などが新たに義務づけられました。
「墜落制止用器具(フルハーネス)」は、高さが2メートル以上の箇所であって作業床を設けることが困難なところにおいて、墜落制止用器具のうちハーネス型のものを用いて行う作業(ロープ高所作業に係る業務を除く。)については、特別教育の対象となりました。
造園業において、墜落制止用器具は樹木(立木)上ではフックを掛ける幹・枝等の強度が不明確であり、墜落制止用器具を使用することが著しく困難な場合が多く、そのため代替措置を行う必要があります。[厚生労働省「墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン(平成30年6月22日付け基発0622第2号)より]
一造会では、これに対応した造園技術者向けの「墜落制止用器具(フルハーネス)作業特別教育」を実施いたします。実技教育までを含めての開催です。「造園業においてフルハーネスはどう対応すべきか」又、造園業界推奨の高所安全技術の「ワークポジショニング」についてもご説明します。
造園業における高所安全作業のために、一造会開催の特別教育の受講をおすすめします。
教育科目 | 範 囲 ( 抜 粋 ) | 時間 | |
学科教育 | 作業に関する知識 | ・作業に用いる設備の種類、構造及び取り扱い方法 ・作業に用いる設備の点検及び整備の方法 ・作業の方法 | 1時間 |
〃 | 墜落制止用器具(フルハーネス型のものに限る。以下同じ。)に関する知識 | ・墜落制止用器具のハーネス及びランヤードの種類及び構造 ・墜落制止用器具のフルハーネスの装着の方法 ・墜落制止用器具のランヤードの取付け設備等への取付け方法及び選定方法 ・他 | 2時間 |
〃 | 労働災害の防止に関する知識 | ・墜落による労働災害の防止のための措置 ・落下物による危険防止のための措置 ・感電防止のための措置 ・保護帽の使用方法及び保守点検の方法 ・他 | 1時間 |
〃 | 法令関係 | ・法、令及び安衛則中の関係条項 | 0.5時間 |
実技教育 | 墜落制止用器具の使用方法等 | ・墜落制止用器具のフルハーネスの装着の方法 ・墜落制止用器具のランヤードの取付け設備等への取付け方法 ・墜落制止用器具の点検及び整備の方法 | 1.5時間 |
■一造会「特別教育」の実施日時等 (定員25名です)
●現在、開催日時が決定しているものはございません。
コロナ期間中の対応について
感染予防の観点から一般公募での集合教育開催を自粛し、
会社単位、グループ単位でのプライベート開催となります。
開催をご希望の皆さんにおかれましては、一造会教育訓練センターまでお問い合わせください。
●ご要望により、企業、各団体、有志などで、ご相談いただければ個別に開催いたします。
●講習時間 9:00~16:45(講習実時間6時間)
●開催場所
●講習料金: 一造会会員11,000円、一般12,000円
●お問合先: 一造会教育訓練センター 特別教育臨時受付窓口 フォレストガーデン 森田弘行
メール hryk-morita@nifty.com 携帯 090-4240-2245