第15回「一造会大賞」授賞式・受賞者発表会は10月23日㈮、東京都中央区日本橋のワイム「RoomA]を配信会場にオンライン会議形式で開催した。
授賞式・受賞者発表会は第13回より、(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会の「CLA賞」と合同で開催し、当日は12時30分から、狩谷達之CLA事務局長の総合司会で、一造会大賞、CLA賞の表彰式を行った。
一造会大賞は、諸井泰司技術部会長の進行で、配信会場に参加できた受賞者とオンライン参加となった受賞者に対しては、会場の受賞者所属先の一造会幹事らが代理で、南波拓哉会長から賞状と盾、副賞などを授与。記念撮影を行った。
発表会は、冒頭、南波拓哉会長が、「今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、受賞者の方々とCLA、一造会の役員の方々など、一部の関係者が配信会場に集まり、両賞の審査委員の方々、受賞者におかれましても、海外などのため、オンラインでの発表となり、その他、発表を聞かれる方は、Zoomによりご視聴いただく形になりました。一造会大賞については、15件のご応募をいただき、大賞を受賞された作品は、今回は管理が評価されての受賞であり、以前には工事で受賞された現場で、管理やイベントの開催などによりより良い環境になるという造園の特性が評価された作品でもあることから、発表を聞くのが楽しみです。また、弊社のことで恐縮ですが、第5回から応募し、10年掛かって特別賞をいただくことができました。ですから、ご視聴の皆様もぜひ、来年はご応募いただき、応募数が20件、30件となって、一造会大賞が盛り上がっていけばいいと思っています。また、3年前よりCLAさんと合同で、授賞式と発表会を開催させていただいており、毎年、盛会となっております。本日は、長時間になりますが、設計者の方々の発表も楽しみにしております。それでは引き続き、ご講評、ご発表のほど、よろしくお願いいたします」とあいさつした。
一造会大賞選考委員長の藤井英二郎千葉大学名誉教授は、「今回の応募数は、前回の10作品から15作品となり、作品の内容もさらに充実していました。ただ、応募数については第9回が24作品であり、充実した応募作品が多いほど、一造会大賞のポテンシャルも上がりますので、南波会長がおっしゃっていたように、来年、再来年とさらに多くのご応募があることを期待しています」と話し、今回の受賞作品について、その要点を述べた。